ことのはカフェ

カフェに纏わる由なしごとをそこはかとなく綴ります。

お花見の頃に

茶店が現代のようなかたちになったのは明治時代の『可否茶館』が最初だそうですね。それ以前は浮世絵などにもよく描かれている『茶屋』が今の喫茶店のようなものだったのかもしれません。

時代が移り、昭和になると喫茶店の名前もカタカナのものがとても多いような気がします。アメリカやヨーロッパに対する憧れが強かった時代背景をあらわしているような印象を受けます。

最近はまた漢字の名前をつけているお店が増えてきたような気がしています。お店のオーナーの方のお名前を冠した『珈琲店』があちこちにありますね。

コーヒーチェーン店も便利ですが、個人で営業されている喫茶店にどんどん独自性を発揮してコーヒー好きたちのことをわくわくさせていただきたいです。

個人経営ならではのアイデアと瞬発力で、春の花のように色とりどりの『珈琲店』が咲きほこると素敵ですね。

桜の頃、個性ゆたかな『珈琲店』が咲かせる美しい花々のお花見も楽しみたいです。