ことのはカフェ

カフェに纏わる由なしごとをそこはかとなく綴ります。

おかげさまで

トルコには『1杯のコーヒーは40年の友情に値する』という言葉があるそうです。

確かに、コーヒーを飲んでいるときは心がふんわりと軽やかになるような気がします。そして、喫茶店で過ごす時間も特別な時間だと思っています。喫茶店では、ひとりでいても、だれかと一緒のときでも、お店全体との『一体感』のようなものがあるように感じています。

お喋りを楽しむひとたち、本を読むひと、携帯電話を眺めているひと、それぞれが、それぞれに好きなことをしているのですが、そこには冷たい無関心とは少し違った、馴れ馴れし過ぎない、でも優しい距離感があるように思います。コーヒーにはひとの心を和らげる『なにか』があるのかもしれませんね。


偶然にひとつの喫茶店に居合わせたお客さんたちの様子を眺めていると、名前も知らない同士ではあるのだけれど、皆さんそれぞれに色々な『ストーリー』をお持ちなのだろうな…と思います。

行ったことのない喫茶店、会ったことのない人たち。その中にも数えきれない程の『物語』があるのですよね。


このブログも、おかげさまで、50回目をむかえました。どうもありがとうございます。
これを機会に、次回から少しだけ趣を変えてお届けしようと思っています。


『どこかの町の誰かとカフェ』をイメージしながら、もしかしたらの話を綴っていきます。どのような物語が展開されていくかは未知数なのですが、喫茶店を好きな気持ちはずっと変わりません。今後ともご覧いただけると幸いです。