ことのはカフェ

カフェに纏わる由なしごとをそこはかとなく綴ります。

麻の似合う頃

チョコレートをイメージした美味しいブレンドコーヒーを楽しんだ後、お店の中をぶらりとします。そのお店の一角では時々、お店に縁のあるクラフト作家さんたちの作品が展示販売されることがあるのです。

そこで、素敵なバッグを発見しました。
ロゴマーク入りの麻布に光沢のある鮮やかな持ち手が付いているのです。ロゴマークも持ち手の色もそれぞれ違っていました。

お店のスタッフさんによると、コーヒー豆が入っていた麻袋をバッグにしたものだそうです。
コーヒー豆と同系色の麻袋に鮮やかなピンク色の持ち手が付いたものもあり、作家さんの感性に目を見張ります。

最近はこの麻袋を上手に活用している喫茶店が増えてきましたね。お店にある観葉植物の鉢に使っているのも見覚えがあります。

また、他のお店では麻袋を筒状に丸めてかごに入れて『ご自由にお持ちください』としていることもありますね。腕におぼえがある方なら、何か素敵なものに作り替えたりできますね。


衣替えの時期を迎えて、麻の素材が身近になってきますね。麻は通気性がよいので、これからの暑さを快適にする心強い味方です。人にもコーヒー豆にも風通しのよさがたいせつなのでしょうね。

そんな麻にも『しわになりやすい』という問題点があります。あるお洒落な方は麻の服を着たら少しでもしわを防ごうと、乗り物では座らないよう心掛けているそうです。


開放感があっても、緩みすぎない…麻の素材が似合う人の格好良さには本当に憧れてしまいます。