先日、少し不思議なお話をうかがいました。
野草には、色々な薬効があるといわれています。
ちょうど今頃なら、ふきのとうや土筆も顔を見せてくれますね。ふきのとうには胃腸を整えるはたらきがあるのだそうですね。そして、高血圧の方は土筆をいただくとよいらしいです。
お庭のあるお家にお住まいの方なら、すぎなの生命力の強さにいつも驚かされていらっしゃるのではないでしょうか。すぎなはお茶にして飲んだり、湿布として使うと関節の痛みをやわらげることができるのだそうです。また、腎臓や膀胱にも作用してくれるということです。
他にも、春先に道ばたにあらわれる蓬は血液をきれいにするはたらきがあるのだそうです。
和菓子の材料として、年中いただいていますが、旬は春なのですよね。
たくさんの効能を持って、人間の生活にそっと寄り添ってくれている野草たちですが、身のまわりにはなぜか、その人の不調を改善する効果のある野草が集まるのだそうです。
言われてみると…耳鼻科のお世話になっていた頃には庭にどくだみがたくさん生えていました。どくだみの葉には鼻の詰まりを解消する効果もありますね。
喫茶店で蓬のシフォンケーキをいただきながら、ふと野草のありがたさが頭をよぎりました。