トマトが青くなると医者が青くなる。または、1日にりんご1個で医者いらず。昔からずっと伝わっている言葉ですね。人が健康を願う気持ちはいつの時代も変わらないようです。
お買い物の後に喫茶店に立ち寄り、ケーキとコーヒーを楽しんでいたときのことです。突然こんな言葉が耳に飛び込んできました。
『とにかくさ、みかんさえ食べていれば病気にならないんだよ。みかんっていうものはものすごく体にいいものなんだからね』
驚いて声のする方を振り返ると、おじいさんが2人で向かい合ってお話をしていました。みかんのお話をしている方のお友達はにこにこと静かに聞いていました。
その後も『みかんさえ食べていれば、病気にならない』という言葉は3分に1度はお店に響き渡りました。みかんが特別にお好きなのか、ご親戚がみかん農家さんなのかはわかりませんでしたが、元気なお声はみかんの効果なのかもしれません。
皆様、それぞれに独自の健康法というものがあるようで、ある猫好きな方は猫の『ゴロゴロ』という音が風邪に効くとおっしゃいました。
最近うかがって、妙に説得力があった健康法があります。
ある会社の社長さんは、毎日10回ほど
『私は健康です』と言い続けると本当に健康になるのだ、ということを働いている方たちに勧めていらっしゃるそうです。社長さんは
『1円もかからないから、やってみな』とおっしゃったそうです。
その会社の方たちは皆さんいつもお元気で、社長さんも70代でますますご活躍されています。このお話で、健康という言葉は『健』が体の『康』が心のすこやかさをあらわしている、と聞いたことを思い出しました。
『とにかくさ、毎日3時には美味しいケーキとコーヒーを続けたら健康になるよ』ということをどなたかが発案してくれないでしょうか。