玉子サンドの2つ目を取ると、猫の手が見えた。若手の陶芸家の絵皿『猫の手も借りたい』シリーズの1枚だ。この皿は12枚の連作になっているのだ、と栞さんが言っていた。カラン、コロンとまた、ドアベルが鳴る。 ハッとして、そちらに目を向ける。配達の青年…
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